3ページ目/全4ページ



   それから、宍戸は、鳳に、プールの端まで連れていかれた。

   水槽のヘリを掴みながら、後背位でもセックスをした。


   まるで、平泳ぎのような姿勢で、鳳に背後から足首を捕まれ、大きく両足を開かされた。

   そのまま、鳳は硬いペニスを体内へと挿入してきたので、宍戸は、叫び声をあげた。


   鳳のモノは、一度、射精したと言うのに、以前よりもずっと硬く太くなっており、
まるで、

   コンクリートの杭を打ちこまれるように、宍戸の体内
へと突きこまれ、強い衝撃を与えている。

   宍戸は、自分の中へ、冷えたプールの水が入ってくるのを感じていた。

   鳳の太いモノで刺し貫かれるたびに、広げられた尻穴へ水が流れこんでくるのだ。


   それが、鳳の砲身の熱い体温と絡まって、不思議な感覚を宍戸に与えていた。

   「ああ、長太郎。水が……。水が中に入ってくる! 

   掻き回されて……。どろどろになっている。もう、駄目だ。そんな事をしたら……。

   気持ちよすぎて……もう無理だ。」


   先ほどの駅弁スタイルでは、宍戸は、射精を我慢していた。

   自分が先に口淫で出してしまったので、今度は、鳳に気持ち良くなってもらいたかった。

   自分の体内に、鳳に射精して欲しかったのだ。

   鳳は、宍戸のモノならば。どんな物でも大切だと言っていた。

   宍戸だって、同じだからだ。

   自分は、女性では無いので、子供は出来ないけれど。

   それでも、体内に熱い彼の迸りを感じると、幸せな気分になるのだった。

   何か、とても大切な物をもらったような、そんな気持ちになるのだった。

   きっと他人には、理解できない感覚に違いない。



   ココは、プールの中だと知っているが、宍戸は、もう我慢できそうになかった。


   あまりにも、気持ちが良すぎる。


   大好きな鳳に抱かれると、もしかしたら、死ぬのでは無いかと思うほどに、感じてしまうのだ。


  「長太郎ッ! もう、駄目だッ! 一緒に! 長太郎ッ! 」

   まるで、悲鳴のように、そう叫ぶと、宍戸は、水中で射精してしまった。

   腰の辺りに、暖かなモノが広がって行く。白い濁りが、水中でゆっくりと拡散してゆくのを、

   宍戸は、自分の目で見つめていた。


   「ああ、宍戸さん。俺も無理です。イクッ! イってしまう! 」 

   ほぼ同時に鳳もそう叫ぶと、また、宍戸の中で欲望を吐き出した。

   水と熱い液体が混じり合う感触に、宍戸はうめき声をあげた。

   達してしまい、脱力してグッタリとしている宍戸を、鳳は、両手で抱きしめながら、しばらく

   恋人へと口づけを繰り返した。

   こういう関係が永遠に続く事を祈りながら。




       2ページ目へ戻る          4ページ目へ進む


                                 小説目次ページへ戻る